「親なんて嫌いだ」と子供に言われてしまったら、その理由はなのか知りたくなりますよね。子供に暴言を吐かれると、悲しくなったり腹が立ったりするものです。
子供が中学生くらいの年齢になると「反抗期」がやってきます。親を嫌いだと言ったり暴言を吐くなど、親からしてみればとても腹の立つ行動をすることもあります。
ここでは、反抗期の子供が親を嫌いになる理由と反抗期の特徴・子供との上手な向き合い方についてお伝えします。
反抗期は子供が成長するにあたって避けては通れない道。親として上手な対処法を知って、子供の反抗期を上手に乗り越えましょう。
子供と真剣に向き合うことができるあなたは、とても素敵な母親です。自信を持って子育してくださいね。
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干渉し過ぎは子供が親を嫌いになる理由の一つ
手塩にかけた子供が、いつの間にか自分に寄り付かなくなったという経験は、親になった人なら誰しも経験していることではないでしょうか?
勿論、育った環境によりそういう経験をしない親も中にはいるのでしょうが、一般的には「思春期」の時期に親から離れたいという感情が起こることが多いので反抗期は不思議なことではありません。
ただ、実際反抗ばかりされたら、親も同じ人間ですので傷つきますよね。
ここでは、そんな思春期の子供の心境について検証してみたいと思います。
では、大きく反抗する理由について紹介したいと思います。
親がしつこい
誰しも経験しますよね。親にしたら、いつまでも自分の可愛い子供ですので何かとつけて気になってしまい「昨日お出かけしててどこに行ったの?」「勉強した?」「学校どう?」などあらゆる面で確認してしまいます。
それだけ心配ということでもあるのでしょうが、思春期の子供はまさにその親の行動がうっとうしいと感じるのです。
細かく言えば、話しかけられるだけで「ウザい」なんて感情すら全面に出してもきます。子供としては、色々な経験を自立しながら感じる年代でもあるので、放って置いてほしいというのが心境なのです。
ですので、できるだけ干渉することは控えるべきかもしれません。
親が一方的に「感謝しろ」と言うのは子供が親嫌いになる理由
他にも気をつけなくてはいけない言動があります。
それは、親が子供に「感謝」を要求する言葉です。
「育ててもらって感謝しなさい。」
「毎日学校まで送ってもらって感謝しなさい。」
思春期をむかえ反抗ばかりしてくる子供に対して、どうしても親側が発してしまう言動でもありますが、これはハッキリいって逆効果です。
「誰が生んでくれって頼んだ?」という話しですよね。
今のわたしは主婦として幼児を育てている生活ですが、学生の頃は同じ経験をしたものです。
あまりにも勝手な子供に対してそう言いたくなる気持ちもわかりますが、とっても多感な思春期ですので「産んでほしくなかった」とさえ思ってしまう子供も中にはいるでしょう。
親の感情を押しつけることは、無理強いしているだけであって、子供が自然と気づくことで感謝ということは身につくものなのです。
「感謝」を言えば言うほど、子供は反抗します。
「感謝」は、要求するものではなく、自然と生まれるものです。
要求された子供は、なかなか親へ感謝の気持ちが身につかない事でしょう。
逆に「親の背中を見て育つ」と言われているだけあって、努力している親、何事も押し付けない、温かい親を見て育った子供は親への感謝も身につくことでしょうし、自然と歩み寄ってくるものなのです。
厳しすぎる躾や暴力を振るう親も子供が親嫌いになる理由
手が滑ってお茶碗を落としてしまった、割ってしまった時、親から叱責されたりゲンコツされた経験はありませんか?
毎日「勉強しなさい」ばかり言われて育った経験はありませんか?
「子供を育てる」ということはとっても難しいことですので、心に余裕の無い親はそういった言動をしていると思います。
わたしも今自分が親の立場になって考えると「親は親なりに一所懸命だったんだな」と思えるようになりましたが、当時はそうは思いません。
「どうして家の家庭はいつもうるさいんだ、厳しいんだ」とばかり思っていました。
お茶碗を落としてお味噌汁をこぼしてしまった時「わざとじゃないのに・・・」ととっても落ち込んだ記憶さえ未だに残っています。
暴力を振るうという行為は、ただの権力の表れであって、逆らえないようにする、自分の威厳を誇示するための行動というしか考えられません。
暴力がひどい場合は虐待とさえ言われている時代です。
口がついている人間に暴力は必要ないものであり、その環境で育ってしまった子供は自分が親になった時に同じように暴力をふるい子供を育てるでしょう。
負の連鎖が始まってしまうのです。
躾も同様です。
勿論、最低限のルールは必要ですが、極端なルールやスケジュール管理は子供の心が萎縮してしまうだけで、良い躾とは言えません。
わたしが思うのは、子供にも人権があって1人の人間だという事です。
よく、「子供は自分の分身」と言っている人の話しも聞きますが、子供にだって子供の世界がありますし、予定もあります。
自分の支配下で育てるという事はもっての他ですよね。
反抗期の子供は親に暴言を吐いてしまうことがある
では、どうして反抗期の子供は親に暴言を吐いてしまったり傷つけてしまうのでしょうか?
原因は一つではありませんが、子供の取り巻く環境にも大きく要因は隠されています。
中学生になると反抗期をむかえ親に暴言をはく
おおよそ中学生になると思春期の一つである、反抗期をむかえます。
そこには、部活などの厳しい上下関係、思春期による体の変化、学力テストなどが開始される勉強への強い対応力などが求められる事になり様々な対応が追いつかないという事が大きな原因ともされています。
学校でも人間関係が大変なのに、家に帰ってきてまで親にとやかく言われたくないというのが大きな原因にもなり、親に暴言や最悪の場合は暴力さえ振るってしまう子供も出てきてしまうのです。
勿論、そんな親の子供に対する対応もとっても大切なポイントです。
繊細で多感な反抗期ですので、それを言動で押さえつけるのはやめましょう。
「ボケ」「ウザい」なんて言葉が出てくるのは序の口です。
勿論最低限なルール、言葉の使い方は親として注意することも必要ですが、過度な対応は返って逆効果ですので、親の立場としてとっても人生の勉強になることでしょう。
反抗期の子供への親の接し方
ここまで、反抗期の子供について色々紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
親だって1人の人間です。
性格によっては、我慢できない場面も出てくるでしょう。
では、思春期の子供に対してどのような態度が望ましいのか、最後に紹介したいと思います。
反抗期の子供に親ができることは、心が休める環境作り
様々な環境変化に戸惑い始まる反抗期です。
「話しかけんな」なんて言ってきた時、噛み付いてグチグチ叱るのはよくありません。
いけないことをキチッと発する反面、子供が居やすい環境を作ってあげる事もとっても大切なのです。
幼少期、初めて立ったりお手伝いをしてくれた時「よくできたね」「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えましたよね。
反抗期の子供にも同じです。
憎たらしいことも言うでしょうが、お皿を洗ってくれた時「助かったよ、ありがとう」等感謝の気持ちを伝えることも子供を肯定し、居心地の良い空間を演出してあげることで、子供も徐々に心を開いてくれることでしょう。
親も子供の態度で大きなストレスがかかると思いますが、一緒になってイライラしてたら環境悪化は免れません。
「まだ子供だから」「心の中で戦ってるんだわ」なんて大きな広い心でなんとか子供をフォローしてあげて下さい。
そんな親を見て、子供は「自分はひどい態度をとってたな。」「こんなひどい自分なのに毎日お弁当作ってくれてたな。」なんて感謝の気持ちを覚え始めるでしょう。
心の戦いでもある思春期の第二反抗期です。
思いつめると、子供も気づきます。
ゆるく楽な気持ちをもつ事を心がけて対応して下さいね。