子供が少しのミスをしただけで旦那が怒鳴る、自分の機嫌が悪い時に子供を怒鳴るなど、旦那が子供に対して取っている態度に違和感を感じている女性もいますよね。
旦那はしつけだと言うけれど、あまりにもひどい怒鳴り方をしていると、「もうやめて欲しい、怒鳴らないでほしい」と思うことでしょう。
子供を怒鳴ることとしつけは、果たして同じものなのでしょうか。父親が子供を怒鳴ることで、子供にはどのような影響があるのでしょう。
ここでは、父親が子供を怒鳴ることで子供に与える影響と、しつけとの違いについてお伝えします。
子供を怒鳴る時の心理についてもお伝えしますので、そちらと併せて御覧ください。
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旦那が子供を怒鳴ることとしつけは違う
旦那が子供を怒鳴るということに悩む妻は、意外と少なくはありません。
ということは、実際に怒鳴られている子供も少なくないということです。
旦那が怒鳴ることは、子供のためになっているのでしょうか。
そもそも怒鳴ることは、子供を育てるためのしつけとは違います。
しつけは子供に社会での礼儀や作法を教えるためのことで、子供を良い方向に向かわせるために行うことです。
親が社会でのルールを一つ一つ子供に理解させ、危険が伴う場合はとっさに少し雑な教え方になることもあります。
しかし、それは子供の身を守るために必要なことです。
一方怒鳴ることは、ただ感情をぶつけているだけに過ぎません。
怒鳴られてしまっては、その状況に萎縮してしまい、なぜ怒鳴られているのか理由を考える余裕もなくなり、結果として何一つ解決しません。
怒鳴られて育った子供は、大きくなった将来にもその影響を受けることになります。
自分に自信を持つことが出来ない大人になったり、怒られることを避けるために自分から行動出来ない大人になってしまう可能性があります。
子供にとって、親が与える影響は非常に大きいものです。
子供が小さいほど、より強く影響を受けます。
親が育ててくれなければ、子供は生きていくことが出来ず、親の接し方が嫌だからと言って、逃げ出すことも出来ません。
感情のままに子供を怒鳴ることがどういうことか、今一度考えるべきでしょう。
自分のイライラが原因で子供に怒鳴る旦那
先ほども述べましたが、子供を怒鳴るということは、感情をそのままぶつけているだけです。
何かにイライラしている気持ちを、怒鳴るという方法で子供にぶつけているだけで、実際は子供が悪くないということもよくあります。
イライラしているという気持ちに占領されて、冷静な判断が出来ないために悪くない子供を怒鳴ってしまうのです。
怒鳴っているときに話をしても、聞く耳を持っていません。
火に油を注ぐような結果になってしまいます。
怒鳴ることをやめるように話すときは、旦那が怒鳴っていない冷静なタイミングです。
それでも怒鳴ることをやめる必要性を理解していない旦那も多いでしょう。
結局、自分で気付かなければ本当に変わることは難しいです。
怒鳴ることが子供に与える影響も理解していないでしょうから。
怒鳴る旦那に気持ちを伝えたい時の言い方
怒鳴る旦那に妻自身の気持ちを伝えることで喧嘩に発展してしまうのでは、とためらってしまうこともあるでしょう。
しかし夫婦とは言え、伝えなければ伝わらないことはたくさんあります。
喧嘩を避けて気持ちを伝えなければ、余計に状況が悪化してしまうことも十分に考えられます。
子供に対して怒鳴る旦那に気持ちを伝えるときは、あくまでも妻は冷静に客観的に
例えば旦那が怒鳴ったとき、妻も腹が立って「そんな言い方しないでよ!」と感情をぶつけ合ってはいませんか。
これでは気持ちは伝わりませんよね。
旦那が怒鳴ったときに、
「そんな言い方しなくてもわかっているよ。」
「怒られているような気持ちになって、こわく感じてしまうよ。」などのように冷静に、そして客観的に言うと、男性には気持ちが伝わりやすいようです。
怒鳴る旦那を前に、グッと気持ちを抑えて冷静でいることは簡単ではありませんが、こうして少しずつ気持ちを伝えて旦那に変わってもらうことを願いましょう。
子供を怒鳴る旦那は子供から尊敬されない父親になる可能性が
怒鳴る父親は子供にすると、こわくて逆らってはいけない人と映ります。
しかしそれは理想的な父親でしょうか。
小さいうちはこわい父親だと感じますが、成長していくうちに感情のままに生きる幼稚な父親に見えます。
頼りなく感じるようになります。
そんな父親を尊敬するなんて、無理に決まってますよね。
父親のような大人にはなりたくない、と悪い見本になるはずです。
子供のために怒鳴っているという言うなら、怒鳴ることは今日からやめるべきです。
何一つ子供のためにならないからです。
子供のためにしつけをするのなら、悪いことをしてしまったら怒鳴るのではなく叱るようにして下さい。
怒鳴るという恐怖でしか子供を教育出来ない父親は、尊敬される父親から自ら遠のいているのです。
子供への態度がひどすぎる場合は子供にとって最善の方法を考えて
子供への態度がひどくても、父親という存在は必要だからという考えに執着してはいませんか。
離婚は子供から父親を奪ってしまうと、悩んでいませんか。
もちろん両親揃っていることがいいことではあるのでしょう。
しかし、それは子供への態度がひどくない場合です。
子供への態度がひどく、怒鳴ることに耐えながら過ごすなら、父親が一緒にいることが正解だとは言い切れません。
父親のいない生活の方が、子供にとっては伸び伸びとストレスなく過ごせることだってあります。
子供への態度だけではなく、妻への態度も重要です。
妻には態度がひどいけど、子供には優しいから我慢しよう。
実はこれも正しい選択とは言えません。
父親が母親を怒鳴る姿は、小さな子供でも理解しています。
男性が女性に対して怒鳴ることが当然という思考になったり、自分は嫌なことをされないためには関わらないことがいいことだ、という子供になってしまう可能性もあります。
相手が子供でも妻でも、あまりに旦那の態度がひどいなら、離婚をして母と子供で静かで穏やかに暮らすということも、一つの大切な選択肢です。