旦那の転職で離婚はあり？転職を繰り返す夫と離婚する事について

旦那の転職で離婚をしたいと考えている奥さまも世の中にはいます。

転職がうまくいって、それまでの生活よりも生活水準が上がった場合は不満は出ないことだと思いますが、生活水準が下がったり不安定になる・夫が転職を繰り返すという場合は離婚を考えることもあるでしょう。

ですが、旦那の転職が理由で離婚をすることはできるのでしょうか。転職が原因で生活が不安定になった場合はどうなのでしょう。

ここでは、旦那の転職が原因で離婚をすることができるかどうかについてご紹介します。離婚を考えた時はリスクや将来を考え、そのことについて向き合いましょう。

大切なのは家族が幸せに生活できることですよ。

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旦那の転職で離婚を考える妻もいる

生活をする上で経済的な安定は、綺麗事を抜きにして必要不可欠です。
子供がいるなら余計に不自由な思いはさせたくない、という親心が働きます。

しかし、一家の大黒柱である旦那が頻繁に転職を繰り返すと、経済面の含めて家族の生活はなかなか安定しません。

長く勤めることで少しずつ昇給することも見込めますが、転職を繰り返していてはいつも新入社員なので、周囲と同じような昇給も難しいでしょう。

いつまでも安定しない生活に、妻の不安や苛立ちも募っていきます。
経済的な悩みは本当に深刻で、離婚に発展するケースもあるほどです。

中でも仕事に関する経済的な悩みで離婚を考える妻は、全体に1割近くもいるのですから決して他人事ではありません。

もちろん家族が幸せに暮らすには、お金が全てではありません。
ですが、家族が生活するためのお金がないと、幸せどころか最低限の生活を送ることも出来ないのです。

精神的に体調を崩すほど悩んでいる妻もいるので、やはりお金の問題は曖昧にしておいてはいけないことです。

旦那の転職で離婚はできる？協議離婚や調停離婚の場合

旦那の転職が原因で離婚を考える妻は、世の中に存在することはわかりました。
考えることは出来ますが、実際に転職を理由に離婚をすることは可能なのでしょうか。

結論から言うと、旦那の転職で離婚をすることは可能です。

夫婦が合意をすれば、離婚をすることが出来ます。

離婚をするとき、協議離婚による離婚がほとんどです。

協議離婚とは夫婦間で話し合いをして、お互い納得した上で離婚届を提出するという方法です。

両者が納得するということが前提なので、離婚の理由に関しても特に決まりはありません。
なので旦那も自分の転職が原因だ、ということを納得さえすれば転職を理由に離婚することは出来ます。

夫婦での話し合いで両者が納得しない場合は、協議離婚ではなく調停離婚ということになります。

調停委員という第三者が間に入って、裁判所で話し合いをすることになります。

調停離婚の場合でも、やはり両者が納得・合意することが前提なので、どちらか一方の意思だけでは離婚を成立させることは出来ません。

協議離婚や調停離婚は、あくまでも両者の合意が必要となってきます。

旦那の転職で離婚・裁判で離婚をする時は

協議離婚や調停離婚が成立しない場合は、裁判を起こすことになります。
裁判で離婚請求するということは、法に従った離婚が求められます。

法では離婚を認めるための条件が定められていて、該当しない場合は離婚が認められません。

旦那の転職が原因での離婚は、法では認められていません。
他にも原因がある場合はそこも考慮されますが、転職だけが原因の場合は離婚は認められないと考えた方がいいです。

法の考え方は妻の考え方と違って、私的な感情がありません。
なので、いくら転職を繰り返し、さらに失敗してきたとしても、転職はまだ今後もチャンスがあり、家庭を崩壊させる理由には当たらないということです。

裁判を起こすには、準備や労力が必要です。
その上離婚が成立する確率が低い理由なので、転職だけが原因で離婚を考えるのであれば、裁判離婚は適さないです。

旦那の転職で離婚を考えた時はリスクも考えよう

離婚をした場合、転職を繰り返す旦那からの解放だけではありません。
メリットに思うこともありますが、リスクもあることを理解しましょう。

確かに転職を繰り返す旦那への不満を感じずに生活を送れることは、今までにはなかった平穏な日々でしょう。
旦那に対するストレスがない毎日ということです。

しかし離婚をすることで、旦那が転職を繰り返していた以上に経済的に困窮する可能性もあります。
離婚前から定職に就いている場合は、収入の増減という心配は少ないでしょう。

ですが、専業主婦やパート勤務であった場合は、世帯収入は減少することが考えられます。
子供を妻が育てる場合は、限られた収入で子供を一人前に育てていかなければなりません。

母子家庭への補助や養育費を受け取るという方法もありますが、まずは自分で生活出来る力がなければ満足に生活することは難しいです。

困窮した生活が子供にも影響を与える可能性があることも、十分に考える必要があります。

子供の年齢や性格によっては、両親の離婚によって精神的に強く影響を受けることもあります。

両親が揃っていない寂しさや生活環境の変化など、離婚による変化は多少なりとも起こります。

場合によっては子供の人格形成にも関わることなので、子供の意見も無視は出来ません。

旦那の転職が家族のためであるなら応援を

旦那が転職することは、必ずしも悪いというわけではありません。

身勝手な理由で転職を繰り返すような旦那なら、離婚を本気で考える必要もあります。
家族を支える自覚のない理由で仕事を辞めるようなら、おそらくこの先も同じことが起こりうるでしょう。

しかし、もっと収入の良い条件や休日を確保出来る職場など、家族のことも考えた上での転職であれば、それは旦那の転職ではなく家族全体の問題なのです。

妻がガミガミ文句ばかり言っていては、集中して職探しをすることが出来ません。

家族のために旦那が動いてくれていることだと理解して、応援、協力する立場になってあげましょう。

職探しも思うように行かず、家庭にもやすらぎがない環境では旦那もやる気を失ってしまいます。